「電カル停止時」訓練を実施 南部徳洲会病院
2026年(令和8年)11月02日 月曜日
「電カル停止時」訓練を実施 南部徳洲会病院
模擬患者に対し、紙カルテを運用する訓練を実施
南部徳洲会病院(沖縄県)は9月15日、院内で「電子カルテシステムダウン時訓練」を実施した。サイバー攻撃などによるシステム完全停止を想定し、カルテの紙運用への迅速な切り替えや診療継続性の確保を検証するのが目的。病棟や外来フロア、コメディカル各部署が連携し、模擬患者への対応手順を確認した。
訓練では、患者取り違え防止の本人確認や伝票作成の手順、各職種の役割分担など、実運用のための多様なボトルネックが浮き彫りとなった。宮城智之・情報システム管理室課長補佐は「単なるマニュアルの確認にとどまらず、実際の紙運用での課題を洗い出すための訓練となりました。万が一の際も地域に対する医療を止めず、患者さんの安全と診療の継続性を確保することが何より重要だと考えます」と強調。
また、同院の訓練がグループ内で少しでも参考になればと考えており、「電子カルテに頼れない状況でも診療を継続できるよう、こうした訓練をすることが大切だと思います。必要であれば、当院のノウハウを共有させていただきます」と呼びかけた。今後は抽出した課題を反映し、マニュアル改訂や運用改善を進める方針だ。

