働きながら修士(社会健康医学)(MPH)が取れる榛原総合病院の魅力
豊富な臨床経験を積みながら、働きながら大学院で「修士(社会健康医学)(MPH)」を取得する――。徳洲会グループの榛原総合病院(静岡県)で口腔外科医として活躍する坪井先生は、日々の診療と並行して「静岡社会健康医学大学院大学」へ通い、修士課程を修了されました。徳洲会での多忙な臨床現場と学びをどのように両立させたのか、進学のきっかけから病院のサポート体制、今後の展望までお話を伺いました。
地元の地域医療へ貢献。口腔外科医として歩む日々
まずは、坪井先生の現在の担当業務や勤務体系について教えてください。
榛原総合病院の口腔外科で、月曜日から金曜日まで外来診療と手術を担当しています。午前中に外来診察を行い、午後は手術に入るというサイクルが中心です。口腔外科という診療科の特性上、夜間の当直はありませんが、待機当番を担当しながら地域の患者さんに対応しています。
榛原総合病院(徳洲会)に入職されたきっかけは何だったのでしょうか?
地元が静岡県ですので、キャリアのどこかで静岡に戻り、地域医療に貢献したいとずっと思っていました。前職のタイミングや様々なご縁が重なった時期に、「榛原総合病院の口腔外科で募集がある」とお話を聞いたのが入職のきっかけです。
臨床疑問と先輩医師の存在。大学院進学を決意した理由
今回「静岡社会健康医学大学院大学」で修士(社会健康医学)(MPH)を取得されましたが、進学のきっかけは何だったのですか?
大きなきっかけは2つあります。1つは、以前当院に勤務されていた植木力医師の存在です。植木先生が当院で働きながら同じ大学院に通い、学位を取得されたと耳にし、「働きながら通える公衆衛生の大学院が近くにあるんだ」と知りました。身近に実践している先生がいたことで、ハードルが一気に下がりましたね。
もう1つは、臨床現場で抱いた疑問です。以前いた大学病院では研究や統計を独学で進めていましたが、独学に限界を感じてもう少し体系的に学びたいと思っていました。さらに、榛原総合病院に赴任して急性期医療だけでなく地域に密着した医療や予防、訪問・看取りなどに触れる中で、ミクロな治療だけでなく「公衆衛生的なマクロの視点」の必要性を感じるようになりました。専門医取得という区切りと自身の興味が重なり、挑戦を決意しました。
オンライン活用と病院側の手厚い理解。臨床と学びの両立
週5日の診療をこなしながらの大学院通学はハードだったと思いますが、スケジュールはどのようにやりくりされていたのでしょうか?
私が通った大学院は社会人受け入れに非常に手厚く、講義は金曜日の午後と土曜日に設定されていました。また、オンライン講義やオンデマンド視聴も活用できたため、病院にいながら講義を受けたり、夕方診療後に研究ミーティングを行っていただいたりと、柔軟に学習を進めることができました。
病院側のサポートや周囲の理解はいかがでしたか?
病院側の手厚いサポートには本当に感謝しています。金曜午後の講義時間などは診療枠を調整し、快く送り出してくれました。周囲のスタッフや上司も「学びたい」という意欲を応援してくれる風土があり、業務のフォローを含めて非常に恵まれた環境で学びを継続することができました。
診療現場への還元と、公衆衛生視点がもたらした変化

大学院での学びは、日々の診療にどのような変化をもたらしましたか?
一番の変化は、患者さんへのアプローチや説明の視点が変わったことです。授業で学び「行動医学」の知見を通して、単に「気を付けてくださいね」と伝えるだけでは患者さんの行動は変わらないと痛感しました。患者さんが自発的に健康的な行動をとれる(行動変容を起こせる)ような情報提供の工夫や、予防を見据えた指導を意識するようになりました。
今後の展望や、取り組みたい研究について教えてください。
大学院で触れた「ビッグデータ」を活用した研究を、今後も継続していきたいと考えています。口腔外科領域の疾患を公衆衛生的な視点から紐解き、日々の臨床や予防医療に還元できるような成果を出していきたいですね。
キャリアに悩む医師へのメッセージ
最後に、徳洲会への入職や学び直しを検討している医師の皆さんへメッセージをお願いします。
「臨床現場を離れずに学びを深めたい」「学位や公衆衛生の視点を身につけたい」と考えている方にとって、榛原総合病院と大学院があるこの環境は非常に恵まれています。ある程度現場でキャリアを積み、現場での課題意識(臨床疑問)を持った状態で学ぶことこそ、実り多い経験になります。
病院側もそうした意欲ある医師をバックアップしてくれる温かい風土がありますので、ぜひ一度、病院見学にお越しください。臨床も学びも諦めないキャリアを、ここで一緒に実現しましょう!


