東上理事長 理事長職3期目に入り所信表明 日本を代表する医療集団へ飛翔
東上理事長 理事長職3期目に入り所信表明 日本を代表する医療集団へ飛翔

1期、2期の振り返りと、3期目に徳洲会が向かうべき方向、なすべきことについて私の考えを述べます。基本的には徳洲会医療経営戦略セミナーでのプレゼンテーションや、訪問した各病院での朝礼、また執行理事会、幹部会などで繰り返し話していることです。それは「徳洲会が提供する医療や、医療に対する姿勢が、患者さんにとって、より良いものであるという自信があるなら、徳洲会は拡大すればいい」という極めてシンプルなものです。つまりは、徳洲会で一人でも多くの人の命を救うということです。
拡大については、財政的に健全経営ができている条件下でなら可能だと考えています。その条件とは黒字運営で、キャッシュフローがプラス600~700億円という経営状況です。目標は約100病院(現在94病院)、年間収益7,000億円超(同約6,400億円)、職員数5万人超(同約5万人)と、公的病院グループの済生会と肩を並べる規模です。
グループに資する形でM&Aが進行
1~2期の振り返りですが、M&Aの流れは、医療界では2016~17年頃から大きな潮流として始まっていたようです。徳洲会は若干遅い参入でしたが、グループに資する形でM&Aは進んだと考えています。
3期目は、各病院が医療の質と量を充実させ、税引き前利益6%を達成。DPC特定病院群を15病院まで増やす(同10病院)。専攻医は1年次100人以上を目指す。臨床研修指定病院のスタッフが勧誘を強化。基幹型臨床研修病院を38病院(同28病院)に増やす。これらを達成する過程は、徳洲会が未だ成長途上にあるという事実を示すものと考えます。名実ともに日本を代表する医療集団になれるよう、努力を続けてまいります。
また、各ブロックに大学病院相当の中心施設を整備していきます。まず、北海道ブロックでは札幌東徳洲会病院を500床に増床。東北ブロックでは庄内余目病院(山形県)を新築し350床、仙台徳洲会病院をM&Aにより400床超。北関東ブロックでは東京西徳洲会病院を東京西急性期総合病院として600床、千葉西総合病院を750床、鎌ケ谷総合病院(千葉県)を鎌ケ谷総合医療センターとして500床、千葉徳洲会病院を500床。南関東ブロックでは湘南鎌倉総合病院(神奈川県)を800床、湘南藤沢徳洲会病院(同)を500床に増床します。
関西・大阪ブロックでは八尾徳洲会総合病院(大阪府)を500床、岸和田徳洲会病院(同)をM&Aにより400床、東大阪徳洲会病院を500床(厚生会第一病院+恵生会病院+東大阪病院)、宇治徳洲会病院(京都府)を600床。九州ブロックでは福岡徳洲会病院を700床。沖縄ブロックでは那覇メディカルセンター(仮称)として500床(おもろまちメディカルセンター+南部徳洲会病院)。離島ブロックでは与論徳洲会病院(鹿児島県)の早期建て替えと、石垣島メディカルセンター(沖縄県)として250床(かりゆし病院+石垣島徳洲会病院)を整備します。
より多くの人に医療で尽くしていく
この構想が整備される頃には、徳洲会は文字通り日本を代表する医療法人になっているはずです(徳洲会の社会医療法人化が前提)。徳洲会は創設53年が経過しましたが、その間、いろいろなことがあり、また、さまざまな才能が入れ替わりながら、グループの歴史が描かれてきました。徳洲会の理念、“生命だけは平等だ”という極めて当たり前の根源的な権利意識の下、これからも、より多くの人に医療で尽くしていきたいと考えています。3期目もよろしくお願いいたします。

