お知らせ

武蔵野病院 脳血管内治療に尽力 センター開設から1年

2022.08.03

武蔵野病院
脳血管内治療に尽力
センター開設から1年

「自分の家族と思って患者さんに接します」と渋谷センター長

武蔵野徳洲会病院(東京都)脳血管内治療センターは2021年6月の開設から1年が経過した。渋谷肇・脳神経外科部長兼脳血管内治療センター長が中心となり、高性能脳血管撮影装置ARTIS icono D-spinなどを活用し、徐々に治療件数を増やしている。脳血管内治療は頭蓋内や頸部の血管にできた病変を、カテーテル(医療用の細い管)を用いて血管の内側から治療する技術。

同センターでは、脳卒中の急性期治療として、脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血に対する脳動脈瘤コイル塞栓術や、脳梗塞に対する経皮的血栓回収術などに加え、脳卒中発症予防として未破裂脳動脈瘤に対するステント併用コイル塞栓術や、頸動脈狭窄症に対する経皮的ステント留置術、脳血管狭窄に対する経皮的脳血管形成術、脳出血やてんかんの原因となる脳動静脈奇形などまで幅広い治療に対応している。

高性能脳血管撮影装置を駆使して治療

渋谷センター長は同院に着任した20年8月以降、病棟の看護師向けに術後のケアなどをテーマに教育セミナーを実施し、脳血管内治療の開始に向けて下地をつくり、開始後はリハビリテーション科のセラピストを交えカンファレンスを行うなど院内で連携を取りながら診療を進めてきた。

「米国留学時代の恩師に、『目の前の患者さんを自分の家族と思って接するように』と言われたことを、今も大切に心がけています。また、疾患だけを診るのではなく、生活環境など含めトータルに考えて患者さんにとって望ましい治療を重視しています」(渋谷センター長)。日本脳神経血管内治療学会の研修施設としての認定取得を目指しながら、地域の脳血管内治療の充実・発展に貢献していく考えだ。

慢性期頸動脈完全閉塞症(CTO)の術前(左)、術後の画像。治療により赤の矢印で示した血管の血流が再開

ページの先頭へ