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鎌ケ谷病院 脳血管内治療センター開設 兵頭センター長が陣頭指揮 徳洲会グループの技術指導も

2021.06.01

鎌ケ谷病院 脳血管内治療センター開設
兵頭センター長が陣頭指揮
徳洲会グループの技術指導も

「グループの横のつながりを強化したい」と兵頭センター長

鎌ケ谷総合病院(千葉県)は4月、脳血管内治療センターを開設、兵頭明夫センター長が就任した。兵頭センター長は獨協医科大学埼玉医療センター院長兼特任教授兼血管内治療センター長、日本脳神経血管内治療学会理事長を歴任、つねに脳血管内治療の第一線で活躍。鎌ケ谷病院で脳神経外科とともにさまざまな脳疾患治療を行うほか、徳洲会グループの脳血管内治療の顧問として技術指導にも当たる。

これまでの徳洲会グループとのかかわりとして、2018年に徳洲会脳神経外科部会で特別講演をしたり、20年に成田富里徳洲会病院(千葉県)がフローダイバーターシステム(外科的手術やコイル塞栓術での治療が困難な頭蓋内動脈瘤を対象としたカテーテルによる血管内治療)をグループ初導入した際の指導医を務めたりしている。

兵頭センター長は「脳血管内治療は新しい分野であり、実施している施設は少ない。また、次々に新しいデバイスが登場するので、すぐに使えるようになれば病院にとっても強みになります。徳洲会グループには血管内治療の第一人者がたくさんいます。横のつながりを強化することで、グループの医療レベルを底上げしていきたいです」と強調する。

鎌ケ谷病院では現在、ハイブリッド手術室(血管造影装置を配備した手術室)の開設準備を進めている。最新型のDSA(血管造影撮影)装置を導入し、フローダイバーターシステムを用いた新たな治療などを、多くの患者さんに対し、安全に実施していく考え。また、近隣のグループ病院と、脳血管内治療分野での協力体制も築いていく方針。

兵頭センター長は「次世代の育成にも力を入れていきます。私自身の経験をシェアしていけたら良いと思います」と展望。モットーは「"初心忘るべからず"です。医学部に合格した時の喜びを忘れず、今後も精進していきたい」と意気込みを見せている。

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