徳洲会関西外科グループ 9病院から11演題 連携の象徴ロゴマーク決定
2020.1.28
徳洲会関西外科グループ
9病院から11演題 連携の象徴ロゴマーク決定
徳洲会関西外科グループ(KSG;Kansai Surgical Group)は大阪府で第5回症例検討会を行った。徳洲会グループ関西ブロックから9病院が計11演題を発表した。以前から検討していたKSGのロゴについて議論する場面もあり、今回、正式に決定した。
今回も自由闊達な議論を展開
KSGは徳洲会の関西ブロックに属する病院の外科領域を中心とした医師で組織するグループ。症例検討会は年に1回開催。研修医など経験が少ない医師でも発表しやすく、毎回、特定の全体テーマは設けていない。まずセッション1で高砂西部病院(兵庫県)の新保雅也院長、野崎徳洲会病院(大阪府)の小野山裕彦・総合診療科部長、岸和田徳洲会病院(同)の高見友也・外科医長、冨田雅史・外科部長、宇治徳洲会病院(京都府)の青山諒平・小児外科医師が口演(口頭発表)。テーマも化学療法中に出血性ショックを来した進行胃がんに対するTAE(動脈塞栓術)や悪性胆管閉塞、胃がん穿孔(せんこう)など多岐にわたった。
懇親会で挨拶に立つ冨田部長
徳洲会病院グループでは、湘南鎌倉総合病院(神奈川県)を中心とする湘南外科グループ(SSA;Shonan Surgical Association)による研修プログラムは30年近い歴史があり“横の関係”が強い一方、KSGは病院間の連携が乏しくなりがちで「グループとしてのスケールメリットを十分生かせていない状況」と指摘した。
将来の徳洲会グループをけん引する外科医を育てるには、プログラムの充実とともにグループ内の結束を高めるための象徴としてロゴマークを作成する意義を強調した。複数の案を示し参加者同士で意見を交わした結果、後日、決定した。
ロゴマークは「揺るぎない志で技術と学術を極める」がコンセプト。ペン、メス、盾を絡めたデザイン
終了後は懇親会も行い、情報交換を図った。冨田部長は「東のSSA、西のKSGが徳洲会グループ内で横断的な連携を図ることで、エビデンスレベルの高い情報を発信していく土台にしていきたいです」と、あらためて連携を強調した。