徳洲会情報システム管理部会 SE作業標準化マニュアル検証 徳之島病院のクラスターに適用
2021年(令和3年)10月04日 月曜日
徳洲会情報システム管理部会 SE作業標準化マニュアル検証 徳之島病院のクラスターに適用
それぞれの立場で活発に議論
徳洲会情報システム管理部会は9月29日、クラスター(感染者集団)発生時のSE(システムエンジニア)作業標準化マニュアル検討会をオンラインで開いた。6月に続き2回目。今回もグループ病院のSEをはじめ徳洲会感染管理部会、徳洲会インフォメーションシステム、グループで導入している感染管理システムの開発業者など関係者25人が参加した。
この日は、徳之島徳洲会病院(鹿児島県)で同マニュアル(第1版)を適用した際の振り返りを行った。
同マニュアルは8月中旬に第1版が完成したが、その直後に同院で院内クラスターが発生。同院の上川和也・情報システム管理室係長が発生当時を振り返りながらマニュアルの修正点や改善点などを話し合った。
このうち、患者さんの情報やワクチン接種日、最高体温、病室、勤務状況などのデータを抽出し一覧にまとめる作業(ラインリスト作成)に対し、感染管理部会のメンバーからは、その情報がクラスター対応で有用であり、「有事の際、SEが診療サポートのデータ作成に対応してくれることは大きな戦力」といった声が聞かれた。
会は1時間で終了。副部会長の山口純和・湘南藤沢徳洲会病院(神奈川県)情報システム管理室課長補佐は「ラインリスト作成を組み込むなど、より現場で使いやすいマニュアルにしていきたい」と意欲を燃やした。