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湘南鎌倉病院 米オハイオ州立大学を視察 実地臨床で双方向の交流へ

2026年(令和8年)05月04日 月曜日

湘南鎌倉病院 米オハイオ州立大学を視察 実地臨床で双方向の交流へ

湘南鎌倉総合病院(神奈川県)は米オハイオ州立大学(OSU)ウェクスナー医療センターと覚書(MOU)を締結して以降、初めて現地に職員を派遣し視察を行った。渡米したのは松本崇・循環器内科部長と大橋恵・経営戦略室長。

松本部長(右)と循環器内科のコンスタンティノス・ディーン・ブドゥラス教授(左から)松本部長、大橋室長、アンディ・トーマス首席臨床責任者

今回のMOUに関し小林修三院長は、「単なる情報交流や研究留学にとどまらず、双方が現場で共に働く『実地臨床』を主眼に置いています」と強調。「日本から学びに行く」という一方的なスタイルではなく、OSU側も日本の高度な技術や知見を求めており、「互いの強みを補完し合う双方向の交流を目指します」と展望する。

松本部長らは滞在中、OSU内の循環器専門病院であるロス・ハート病院を訪問。視察のなかで、OSUの重点強化領域と湘南鎌倉病院の強みが合致していることを確認した。たとえば、OSUはロボット手術や構造的心疾患の強化を課題としており、湘南鎌倉病院のMitraClip(僧帽弁閉鎖不全症に対するカテーテル治療)などの豊富な実績に対し高い関心を示した。

一方、OSUから学ぶべきは、成人先天性心疾患プログラム。OSUは小児期治療後に成人となった患者さんの受け皿として不可欠な医療機能を担っており、神奈川県内の現状をふまえると、同院が将来的に同様の拠点となる際、OSUが参考になると示唆。

教育面では「学生や研修医が主体的にプレゼンテーションを行い、指導医がそれを尊重する大学病院ならではのスタイルに感銘を受けました」と松本部長。さらに、「日本から学ぼうとする姿勢、双方向での協働を志向する開かれた姿勢も素晴らしかったです」と目を輝かせる。

その後、湘南鎌倉病院は塚本雄介・国際診療センター長兼臨床研修教育センター部長らも派遣、内科領域の視察も実施した。今後、OSUからの医師派遣も予定されており、共同診療に向けた連携をより具体化していく方針だ。

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