産科医療に安心を添える 天使病院内滞在施設「ステイアンジュ」
2026年(令和8年)04月27日 月曜日
産科医療に安心を添える 天使病院内滞在施設「ステイアンジュ」
広々とした部屋。IHコンロや洗濯機など生活家電もそろう
天使病院(北海道)が運営する院内滞在施設「ステイアンジュ」(全2室)が好評だ。主な利用者は、道内外からの里帰り出産を控えた妊産婦とその家族や、冬季の積雪により通院に不安を抱える地域の方々。また、NICU(新生児集中治療室)への入院が長期に及ぶ際、家族が赤ちゃんのそばで過ごす生活拠点としての役割も担っている。
同施設の始まりは東日本大震災。福島県から被災妊婦を受け入れる際、滞在拠点を確保するため、近隣のマンスリーマンションを借り上げたのがきっかけだ。その後も患者さんの要望に応じ対応を継続。2024年3月の病院改築に合わせ、院内施設として移転し整備した。
家族まで利用が可能、かつ長期滞在に対応した院内宿泊施設は全国的にも珍しい。名称の「ステイアンジュ」は、滞在を意味する「ステイ」と、フランス語で天使を指す「アンジュ」を組み合わせた造語で、院内で案を出し合い決定した。中元裕美子・広報渉外課長は「出産には多くの不安がともないます。この施設が患者さんのよりどころになれば」と語る。1泊2,200円(税込み)のこの取り組みは、NHKなどのメディアでも紹介された。

