徳洲会脳神経外科部会 次世代の育成を強化 手術手技ブラッシュアップセミ 初開催
徳洲会脳神経外科部会 次世代の育成を強化 手術手技ブラッシュアップセミ 初開催
徳洲会脳神経外科部会は「第1回徳洲会脳神経外科手術手技ブラッシュアップセミナー」を初開催、16人が受講した。同セミナーは脳神経外科を志す、あるいは将来の進路として考えている若手医師を対象に、実際の手術手技をどのように考え磨いていくのか、実践的に学ぶのが目的だ。
「今後も継続的に開催していきたい」と天野副院長
16人の受講者と、講師を務めた徳洲会病院の脳神経外科医師
講師は経験豊富な徳洲会病院の脳神経外科医師が務めた。初日は手術に必要な解剖学、バイポーラや脳ベラ操作など基本手技から、穿頭手術、前頭開頭のバリエーションまで幅広く網羅。2日目はシルビウス裂の開け方やドリル技術、カテーテル治療、さらに後頭窩開頭といった高度な手技について講義を行った。
2日目最後のランチョンセミナーでは、部会長の鬼塚正成・長崎北徳洲会病院長が「脳外科医マインドをもって高齢者の手術を計画する」と題し講演。実際の症例を通じ、AIを活用した術前計画やリスク管理の重要性を説いたうえで、「高齢者の手術は適応が非常に重要。ADL(日常生活動作)の改善が見込めるなら、ご家族や他施設と十分に連携し、勝算をもって挑むべき」と指摘した。
閉会式では、鬼塚院長から受講者へ修了証を授与。受講した専攻医や研修医からは「今まで疑問だった手技が解消されました」、「早く病院に帰ってドリルを練習したい」といった前向きな感想が相次いだ。看護師の参加もあり「術中の合併症に対し、看護師として、どのようなサポートができるか考えるきっかけになった」と多職種連携への意欲も語っていた。
セミナーを終え、企画世話人を務めた天野貴之・名古屋徳洲会総合病院副院長は、「今は患者さんの犠牲のうえに技術向上を望める時代ではありません。若手を効率よくスキルアップさせるのは、指導者の責務だと考えます」と総括。今後も継続的に開催し、次世代を担う若手医師の育成を強力にバックアップしていく方針だ。

