キャリアの継続を支援する院内保育園

湘南大磯病院(神奈川県)は院内保育園「バンビの山保育園」を開設した。同院職員の6カ月から小学3年生までの子どもが対象。

同保育園の佐藤篤施設長(湘南大磯病院事務部長)は「地域によって待機児童の問題があるなか、子どもを預ける施設が勤務先にあれば、出産後にいつでも復職できますし、安心して働くことができます。優秀な人材確保のためにも当院に必要な施設でした」と説明する。

今年4月に入職し、それぞれ同保育園を利用している医師と看護師は「復職するために院内保育園のある病院を探していました」と口をそろえる。10カ月の女児を預ける医師は「出勤時に預けて、発熱など子どもに何かあった時は、そのまま連れて帰ることができ、所属診療科の先生にも理解してもらっているので、とてもありがたいです」。2歳と6カ月の男児ふたりを預ける看護師は「迎えの時間を気にせず終業まで仕事に集中でき、気になる時は休憩中に会いにいくことができて助かっています」と話している。