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心臓血管外科ウインターセミナー スキー大会で優勝! 飯田・葉山ハートセンター院長

2025年(令和7年)05月12日 月曜日

心臓血管外科ウインターセミナー スキー大会で優勝! 飯田・葉山ハートセンター院長

基礎スキー技能テスト1級の腕前の飯田院長

葉山ハートセンター(神奈川県)の飯田浩司院長は、第37回心臓血管外科ウインターセミナー学術集会で演題発表をした後、同セミナー主催のスキー大会に出場、マスタークラス(60歳以上)で優勝した。

演題のテーマは「胸郭変形を合併した心臓手術」。胸郭変形(漏斗胸)の手術は、側胸部から胸腔内に金属棒を留置し、胸骨を裏側から押し上げるNuss法が主流だが、異物の移動、感染、運動制限などの問題を有する。

一方、飯田院長が行う胸肋挙上術変法(SCE)は、肋軟骨の一部を切除・短縮した後に再縫合することで、自己の肋骨・肋軟骨が元に戻ろうとする張力が胸骨を両側から引き、胸郭を矯正。異物挿入がないため、心大血管手術終了後にSCEを施行することも可能だ。「同時手術で陥凹による心肺への影響が解除されれば、術後管理が容易になる可能性があります」と強調した。

スキー大会は斜面に立てられた旗を通過しながらスピードを競うもので、会期の2日目に開催。飯田院長は基礎スキー技能テスト1級の腕前だ。第35回では3位だったため(第36回は不参加)、今回の優勝で雪辱を果たしたかたち。「アットホームなセミナーで、スポーツをとおし参加者と交流できるのも楽しい。出場するからには入賞したかったので、うれしいです」と笑顔を見せる。

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