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東京西病院歯科口腔外科 外科的矯正手術スタート 常勤歯科医師増で14人体制に

2023.09.13

東京西病院歯科口腔外科
外科的矯正手術スタート
常勤歯科医師増で14人体制に

東京西徳洲会病院歯科口腔外科は新たに外科的矯正治療をスタートした。4月に常勤歯科医師4人、歯科研修医2人が入職し14人の新体制となったことで踏み出した。また、同治療に用いるコーンビームCT(歯科用CT)と3Dプリンターも新規導入。診療機能を強化し、より地域に貢献していく構えだ。

佐野副院長(前列左から2人目)を中心に14人の新体制

外科的矯正治療は顎変形症に対する専門的治療だ。顎変形症は上下の顎骨の大きさや形、位置などのバランスがずれ、不正咬合(正常の咬み合わせではない状態)や顔の変形といった症状を引き起こす病気。同治療は歯科矯正と顎骨の手術(骨の形態的異常を修正)を組み合わせて、咬み合わせを改善する。

同治療は主に藤田温志・歯科口腔外科部長(2022年1月入職)と濵田智弘・歯科口腔外科部長(23年4月入職)が担当する。また、新規導入したコーンビームCTは歯や顎骨などの被写体に対し、円錐状のX線ビーム(コーンビーム)を照射し、回転撮影した画像データをコンピューターで3D画像に生成する装置。二次元のX線画像に比べ、より詳しい状態を把握でき、治療の質が向上する。

佐野次夫副院長は「これまで尽力していた口腔がんや顎顔面外傷などの治療も好調です。これに外科的矯正治療が加わり、紹介患者数が増え続けています。治療の幅が広がることで、より安心して患者さんを紹介していただけると自負しています」。

若手医師の指導体制も強化。藤田部長と濵田部長は日本口腔外科学会認定の指導医資格をもつ。これまで佐野副院長のみ同資格を有していたが、新体制では指導医が3人になった。佐野副院長は「より濃密な指導体制になりました。現在、若手医師は認定医や専門医の取得に向けて精進しています。当科に所属する歯科医師は若手から中堅、ベテランまで多様であり、学会発表や論文作成など互いに切磋琢磨しています」とアピール。

現在、西多摩歯科医師会からの依頼で、障害者歯科治療に取り組む準備も進めている。同治療は口に治療器具が入ると嘔吐したり、極度の恐怖感を抱いたりする患者さんなど、通常の歯科医院では何らかの理由で安全に診療を受けられない患者さんが対象となる。

同院には、この一年で歯科麻酔を専門とする医師が3人入職。障害者歯科治療を始めるにあたり、全身麻酔下、もしくは静脈内鎮静下で手術を行える体制を構築し、より安全に治療を遂行できるようにする。今秋から患者さんを受け入れる予定だ。

佐野副院長は「当科は独自の24時間365日当直体制を取り、口腔顎顔面疾患の救急において、地域の“最後の砦”としての役割を担っています。14人の新体制で、今後も“断らない医療”を実践していきます」と強調。同科の治療方針にも触れ、「治療の基本は基礎医学を徹底して重視し、全身を背景にした顎口腔疾患の治療を確実に行うこと。患者さん中心の医療を日々実践し、さらなる地域医療への貢献を目指し、地域の先生方と協力して業務を遂行していきます」と意気軒高だ。

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