お知らせ

地域医療の魅力を伝える ❻ 予防から治療まで完結へ 地域で長く暮らせる環境を

2023.06.13

地域医療の魅力を伝える ❻
予防から治療まで完結へ
地域で長く暮らせる環境を

瀬戸内徳洲会病院(鹿児島県)院長 星川 聖人(ほしかわまさと)

当院は奄美大島の南端、古仁屋地区に立地。病院の目の前に広がる大島海峡は、波が穏やかなことから人気のダイビングスポットです。夜は満天の星空が広がり、天の川を見られます。また島内では運が良ければアマミノクロウサギなど特別天然記念物と遭遇することがあります。

病院のInstagramで島の魅力などを発疹中

当院は60床と小規模ですが、そのぶん、職員同士の仲が良く、風通しが良い職場と自負しています。昨年11月に院長に就任して以降、ERCP(内視鏡的逆行性胆道膵管造影)やESD(内視鏡的粘膜下層剝離術)の研修を院内で行うなど、自院の診療の幅を広げることに尽力しています。その結果、他院への転送が減り、病床も一層、有効活用できるようになりました。

加計呂麻島や請島、与路島などから船で来院する患者さんもおり、当院が対応できなければ、さらに遠方の医療機関に行かざるを得ません。そうなれば患者さんの負担が大きくなってしまうため、当院で治療が完結できる疾患を増やし、ひとりでも多くの方を支えていきたいです。地域で長く暮らせるように、病気の早期発見・早期治療を促す啓発活動にも力を入れています。

病院からは大島海峡をはさんで加計呂麻島が見える

多様な症例に対応できる環境を少しずつ整えている当院には、自分がやりたい医療を叶える機会が多くあります。患者さんの生活背景を考えて診療方針を決めるなど、自分で考える力も求められ、医師として大きく成長できるでしょう。新しいことに挑戦したいという気持ちの方は、いつでもお待ちしています。

ページの先頭へ