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湘南藤沢病院 「ダヴィンチ」婦人科手術再開

2023.06.13

湘南藤沢病院
「ダヴィンチ」婦人科手術再開

湘南藤沢徳洲会病院(神奈川県)は内視鏡手術支援ロボット「ダヴィンチ」による婦人科手術を約1年ぶりに再開した。手術を担当した中川亮・産科・婦人科医長は、昨年5月に同院に入職、約1年かけて準備し治療再開の1例目として、4月26日に子宮筋腫の患者さんに対し腹腔鏡下子宮全摘術を行い奏功した。

子宮筋腫の治療に奏功

「当院に入職以来、術中の合併症はありません」と中川医長

ダヴィンチは内視鏡(腹腔鏡)や鉗子を装着する4本のロボットアームをもち、術者は三次元の立体映像を見ながら遠隔操作で手術を行う。

中川医長は「当院では泌尿器科でロボット手術を行っていますし、以前、ダヴィンチによる婦人科手術を経験したスタッフもいますので、心強かったです。私自身、可能性の広がりを感じています」と強調。

ダヴィンチによる腹腔鏡下子宮全摘術の様子

そのひとつが、可動域が広いロボットアームにより、これまで開腹手術を余儀なくされていた大きな子宮でも、ダヴィンチ手術で対応可能になること。また、拡大視野で手術できるため、微細な血管損傷でも出血前に処置できることなどが挙げられる。

7月まで月に1~2回のペースでダヴィンチ手術の予定が入っており、順調な滑り出しとなっている。同院では子宮筋腫や子宮内膜増殖症、子宮腺筋症など良性疾患を中心に対応する予定だ。中川医長は「入職以来、腹腔鏡下手術も含め術中の合併症はありません。今後も安全な手術を心がけ、地域に貢献していきたいです」と意欲的だ。




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