当番病院として緊急患者空輸1万回 沖縄・鹿児島県から感謝状 南部&中部徳洲会病院
2023.03.22
当番病院として緊急患者空輸1万回
沖縄・鹿児島県から感謝状
南部&中部徳洲会病院
式典には南部徳洲会病院から原田宏・救急診療科部長(前列左)が出席
中部徳洲会病院の(左から)渡慶次賀博副院長、大城吉則院長、仲間直崇・消化器内科部長
南部徳洲会病院と中部徳洲会病院(ともに沖縄県)は、陸上自衛隊が那覇基地を拠点に実施している緊急患者空輸が1万回に達したことを受け、添乗当番病院として沖縄県離島振興協議会と鹿児島県市町村総合事務組合から感謝状を受けた。
緊急患者空輸とは、離島の診療所では対応できない緊急患者さんが発生した際、ヘリコプターなどで沖縄本島、もしくは宮古島・石垣島に迅速に搬送するもの。1972年12月に沖縄県知事の要請に基づき開始。陸上自衛隊ヘリコプター部隊と県内12の添乗当番病院、那覇市消防局、沖縄県消防指令センターが協力して対応する。記念すべき1万回目の空輸は南部徳洲会病院が担当し、南大東島から搬送されてきた患者さんを治療した。
同院の服部真己院長は「多くの先輩方の功績を評価していただきました。今後も医療資源が不足している離島を支えていきたいです」と意欲的だ。