日本乳癌学会と連携強化 間瀬部会長らが評議員に 徳洲会乳がん部会
2023.03.01
日本乳癌学会と連携強化
間瀬部会長らが評議員に
徳洲会乳がん部会
「部会と学会の連携を深めたい」と間瀬部会長
徳洲会乳がん部会は、日本乳癌学会との連携強化を図っている。これまで同学会の評議員は東京西徳洲会病院の岩井大薬局長のみだったが、昨春の改選で部会長の間瀬隆弘・大垣徳洲会病院(岐阜県)院長と副部会長の佐藤一彦・東京西病院副院長が新たに選出。岩井薬局長も再選し、3人となった。
今回、選出された評議員は408人。「基礎医学系」、「外科」、「外科以外の臨床医学系」、「準会員」から成り、間瀬部会長と佐藤・副部会長は外科、岩井薬局長は準会員に該当する。任期は4年間で、同学会の事業推進と適正な運営について審議・決定する役割を担う。なお、佐藤・副部会長は同学会から医療安全委員と国際委員を任命された。
評議員になるメリットについて、間瀬部会長は「治療を含め、日本の乳がんに関するさまざまなことにかかわれたり、公式に意見を言えたりすること」と説明。続けて「各評議員の所属を見ると、岐阜県の場合は大学病院や公的医療機関など地域の基幹病院が多く、そういうなかに当院が加わる意義は大きい」と強調する。
今後も評議員選出など同学会との連携を強化していく方針。間瀬部会長は「健診・検診を含め、乳がんに少しでも携わる職員はぜひ同学会に入会してほしと思います。学会活動がすべてではありませんが、何かをしようとする時に“徳洲会グループははずせない”と外部から評価してもらえるようになれたら」と意欲的だ。同部会メンバー以外で徳洲会グループからは和泉市立総合医療センター(大阪府)の手塚健志・乳腺外科部長が評議員に名を連ねている。