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湘南鎌倉・松原・宇治病院 研修医アワード4人が受賞 第84回日本臨床外科学会総会

2023.03.01

湘南鎌倉・松原・宇治病院
研修医アワード4人が受賞
第84回日本臨床外科学会総会

第84回日本臨床外科学会総会が福岡県で開かれ、徳洲会グループの4人が研修医アワードを受賞した。湘南鎌倉総合病院(神奈川県)の綿貫義久・初期研修医(2年次)は「腋窩動脈損傷に対してカバードステント留置で血流が改善された一例」がテーマ、「希少な症例で学会発表の機会を設けていただき感謝しています。血管内治療の知識が深まり、さらに興味をもちました」。指導医の村田宇謙・外科部長は「湘南外科グループ(SSA)では今後、研究・教育にも注力していきます。自分自身も一緒に学ぶことを意識しながら指導し、同時にコミュニケーションの重要性も伝えました」と強調する。

同院の江﨑恵史郎・初期研修医(1年次)は「膜性腎症によるネフローゼ症候群に合併した盲腸癌に対し根治切除術を先行した一例」がテーマ、「内科・外科の両面から治療していますが、外科医がどのような思考で治療したか想像したり、文献を検索したりするのが難しく、興味深い経験でした」。指導医の五十嵐優人・外科医長は「SSAは豊富な症例があり、臨床と学術活動の双方で指導医が教育しています。多くの研修医に学術活動をとおして少しでも外科に興味をもってもらえたらうれしいです」。また、同院の初期研修医からはグループ最多となる14演題の発表があった。

松原徳洲会病院(大阪府)の坂東拓人・初期研修医(2年次)は「二期的に腹腔鏡下手術を行った、胆嚢十二指腸瘻に伴う胆石のイレウスの1例」がテーマ、「学会が地域医療研修と重なり、指導医から電話でアドバイスを受けながら最終調整しました。親身で適切な指導のおかげで取れた賞だと思います」。

宇治徳洲会病院(京都府)の島田明・初期研修医(2年次)は「腹腔鏡の練習キットでの上達に関する小グループ学習の効果についての検証:ランダム化比較試験デザインをもちいたシミュレーションの報告」がテーマ。「簡易なシミュレーションですが、参加者を募るところから統計解析や考察まで経験でき、研究の楽しさや難しさを実感できました」。

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