全職員が誇りもち仕事に励めるよう尽力
全職員が誇りもち仕事に励めるよう尽力
大橋 壯樹(おおはしたけき) 医療法人徳洲会 副理事長 名古屋徳洲会総合病院 総長
2023年も新型コロナにより、さまざまな制限や障害があり、医療従事者には厳しい日々が続きます。また世界・経済情勢が混沌とするなか、医療にも負の影響が出てくると思います。このような状況下でも、徳洲会グループは東上震一理事長体制の下、一丸となって地域の皆様に安心していただける医療・介護・福祉に全力を尽くします。大きな組織力を生かし医療技術の交流を図り、ガイドラインに基づいた最新の標準治療、そして高度先進医療を、すべての患者さんに行える体制を構築してまいります。また、先端的な医療技術やAI(人工知能)も積極導入し、最新医療を提供できるよう努めます。さらに、徳洲会の巨大なデータベースを基に、さまざまな臨床研究に力を入れ、医学の発展にも貢献します。
23年は徳洲会グループ創立50周年にあたります。徳田虎雄・名誉理事長は“生命だけは平等だ”の理念を掲げ、「夢、希望、ロマン」に満ちた壮大な目標に向かって進まれました。23年は、その理念と強烈な個性に惹かれ、共に進んだ職員の方々の事績を振り返る良い機会でもあります。職員一人ひとりが、徳洲会創立の精神が色褪せることのないよう、その歩みをつねに心に刻みながら、医療を実践してまいりましょう。徳田・名誉理事長の愛に満ちた組織運営と同時に、厳しい経営対策を引き継ぐことも肝要です。
すべての徳洲会職員が誇りをもって、仕事に充実して励めるよう尽力してまいります。幹部の方々には、自施設を最も心配し、最も努力するリーダーになり、他施設との協力連携をお願いいたします。
高度先進医療の実践から離島・へき地医療の充実、国際医療貢献を含め、地域の皆様のお役に立つ医療グループを目指して発展するよう力の限りを尽くしますので、23年もご指導のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。