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ダヴィンチ手術続々 後進の育成にも注力

2022.12.27

ダヴィンチ手術続々
後進の育成にも注力

「沖縄県の医療のレベルアップにつなげたい」と内間部長

内視鏡下手術支援ロボット「ダヴィンチ」で、11月末時点で683件の症例数を数える中部徳洲会病院は11月18日、婦人科領域で沖縄県初となるダヴィンチ手術を上地秀昭・婦人科部長が施行した。ダヴィンチ手術は、内視鏡カメラや鉗子などを装着した4本のアームを術者が3D映像を見ながら遠隔操作して行う。

沖縄県初となる婦人科領域のダヴィンチ手術を行う上地部長(左)

婦人科領域では子宮筋腫など一部がロボット支援手術の適用となっている。今回は子宮筋腫の40代の患者さんの子宮摘出を実施。上地部長は「患部を詳細に見ながら操作でき、より安心・安全で質の高い医療の提供につながります」と手応えを語る。月1回手術を行い、実績を積み重ねていく。

10月には内間恭武・消化器外科部長が入職し、同月から大腸がんのダヴィンチ手術も週に1回程度行っている。「県内でハイレベルな医療を行えるようにしていきます」と内間部長は力強く語る。

内間部長はロボット支援手術の指導医資格のロボット支援手術認定プロクター(消化器・一般外科)として、岸和田徳洲会病院(大阪府)、八尾徳洲会総合病院(同)、和泉市立総合医療センター(同)で指導も行っている。

ロボット支援手術にはプロクターが同席する必要がある。プロクターの資格を得るためには日本内視鏡外科学会技術認定医になることが必須となっている。

「来年度から技術認定医の申請に必要な臨床実績にロボット支援手術数も計上できるようになることが決まりました。徳洲会グループで技術指導医やプロクターを育成することで、ダヴィンチをより活用できる体制にしていきたいです」と、内間部長は後進育成にも余念がない。

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