医師臨床研修マッチング 過去最高の151人 徳洲会 1位希望者も最多
2022.12.7
医師臨床研修マッチング
過去最高の151人
徳洲会 1位希望者も最多
医師臨床研修マッチング協議会は2022年度医師臨床研修マッチングの結果を10月27日に公表した。同マッチングは04年度に、医師の臨床研修義務化にともない導入。臨床研修希望者と臨床研修を行う病院の研修プログラムを、互いの希望をふまえたうえで、一定の規則(アルゴリズム)に従いコンピュータで組み合わせを決定する。
徳洲会には現在、21の基幹型臨床研修病院があり、23年4月入職の研修医を合計170人(医科)募集。この定員に対し過去最多となる151人がマッチングした。あわせて同協議会が中途公表している各研修プログラムの第1希望者数も過去最多の189人だった。
マッチング結果発表後も二次募集で採用活動を継続したことから13人増え、12月1日時点で来春入職予定の研修医は合計164人、19病院がフルマッチ(定員到達)した。この傾向から来春は過去最多の入職が予想される。
一般社団法人徳洲会医師人事室の常田ひろみ係長(徳洲会グループ研修委員会事務局担当)は「1日時点での164人も過去最多です。徳洲会では、より良い医師の育成、より魅力ある研修プログラムづくりに努めており、その成果が少しずつ表れてきていると思います」と手応えを示す。ただし、まだ定員に達していない病院もあることなどから「まだまだ取り組むべきことはあり、研修医の確保に一層邁進します」と気を引き締める。
徳洲会では基幹型臨床研修病院を、さらに10病院増やす方針だ。