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徳洲会グループの専門医育成 存在感が高まる総合診療医 臓器問わず全人的医療実践 初期研修医 専攻医特集

2022.11.29

徳洲会グループの専門医育成
存在感が高まる総合診療医
臓器問わず全人的医療実践
初期研修医 専攻医特集

19番目の基本領域専門医として2018年4月に始まった“総合診療医制度”。臓器を問わず全人的に患者さんを診るのが強みだ。高齢患者さんは主傷病に加え高血圧や糖尿病など複数の疾患を有することが少なくなく、今後、高齢人口が増加するなか、総合診療医の重要性は高まる一方だ。徳洲会でも約30病院が総合診療医を育成する専門研修プログラムを開設している。ここでは宇和島徳洲会病院(愛媛県)、湘南鎌倉総合病院(神奈川県)、湘南藤沢徳洲会病院(同)の専攻医やプログラム責任者の声などを紹介する。

保坂院長(右)と渡辺専攻医

「将来は、患者さんの社会復帰をサポートしたり活動の場を提供したりすることができる精神科の専門医を目指しています。その前に、患者さんをトータルに診療できる内科ベースのスキルを養うため、当院の総合診療専門研修プログラムに参加しました」と話すのは宇和島病院の渡辺亮専攻医(専門研修3年目)だ。徳洲会の理念に引かれ、出身地の愛媛県にある同院を選んだという。

訪問診療先の施設でインフルエンザ予防接種の問診を行う渡辺専攻医(右)

同院や連携施設では外来から入院患者さんの診療、退院後のフォロー、訪問診療など幅広い医療を実践。「求めていた研修ができている手応えがあります」(渡辺専攻医)。

「寄り添える医師を育てる」と瀬戸部長(右)、熊谷院長

プログラム責任者の保坂征司院長は「当院はケアミックス病院であるため、急性期から回復期、慢性期まで一貫した医療を経験できるのが特徴です。また外科、内科ともに指導医の先生方がとても教育熱心で、随所にスキルアップの機会を設けています。多くのことを学べる環境です」とアピールする。

「内科がベースにある点が特徴」と西口部長

湘南鎌倉病院の研修では、離島・へき地を中心に小児・救急、診療所などを回る。プログラム責任者の瀬戸雅美・総合診療科部長は「小児から高齢の方まで、あらゆる問題に寄り添える医師を育てたい」と話す。同科指導医の熊谷知博医長は「総合病院とクリニックのハイブリッドな研修が魅力」と説く。さまざまなフィールドを経験することで、治療の選択肢の幅も広がるという。西口翔・総合内科部長は「外科系がベースの総合診療を行う病院が多いなか、圧倒的症例を誇る内科がベースにある点が特徴」と強調。臓器特異的なものに加え、患者さんの全体像をふまえた治療ができるよう指導している。

全人的に診れる医師を目指す和田専攻医

昨年度に専門研修を修了した和田啓太郎専攻医(新・家庭医専攻医4年目)は「離島研修を通じ、全人的に患者さんを診られる医師になりたい」と抱負を語る。

湘南藤沢病院の工藤道広専攻医(2年目)は同院で急性期医療全般を経験。また昨年から今年にかけ計9カ月間を新庄徳洲会病院(山形県)、3カ月間を瀬戸内徳洲会病院(鹿児島県)で過ごし、離島・へき地医療を学んだ。現在は12月末までの予定で、聖マリアンナ医科大学病院で集中治療を習得中だ。

北川副院長(右)と工藤専攻医

「たとえば新庄病院では医療資源が限られていることもあり、外来、病棟、救急とすべてに携わり、瀬戸内病院では訪問診療も担当しました。高度急性期から慢性期、在宅までバランス良く研修できるのが湘南藤沢病院のプログラムの特徴だと思います」(工藤専攻医)

新庄病院では看護師や事務職員向けの勉強会で講師も(左奥が工藤専攻医)

プログラム責任者の北川泉・副院長兼総合内科統括部長は「徳洲会グループのスケールメリットを生かせるのが大きな強みで、診療スキルだけでなく、一人ひとりの患者さんの生活背景などに合わせて対応する“引き出し”を増やす経験を積むことができます」と強調している。

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