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第14回春日井心臓血管セミ 僧帽弁閉鎖不全症がテーマ 名古屋病院

2022.11.16

第14回春日井心臓血管セミ
僧帽弁閉鎖不全症がテーマ
名古屋病院

大橋・副理事長(前列左から2人目)や講師らで記念撮影 名古屋病院の会場とオンラインのハイブリッド開催

名古屋徳洲会総合病院は9月17日、第14回春日井心臓血管セミナーを開催、地域の医療関係者ら計250人超が参加した。

セッション1では、松波総合病院の森田則彦副院長(循環器内科)を座長に、名古屋病院の田中昭光・循環器内科部長が「僧帽弁閉鎖不全症(MR)の基礎知識と当院の現状」と題し講演。2022年5月に導入したMitraClip(経皮的僧帽弁接合不全修復システム)を中心に、心臓弁膜症の治療について紹介した。

次に、名古屋ハートセンターの山本真功・循環器内科部長がMR治療の最前線である「MitraClip」をテーマに解説。同治療のタイミングや有効性、患者さんの適合、カテーテル治療の今後など多様な面から説明した。

セッション2では、中津川市民病院の林和德・循環器内科部長を座長に、まず日本赤十字社愛知医療センター名古屋第一病院の伊藤敏明・心臓血管外科第一部長が「3D胸腔鏡下心臓手術」をテーマに講演した。実際の正中切開手術や低侵襲手術の動画、術後の傷痕の画像などを供覧、MICS(低侵襲心臓手術)はあらゆる弁膜症手術に対し行うことができ、さらには単純な先天性疾患、左房粘液腫なども対象となることにも言及し、「体外循環技術の進歩や内視鏡の進歩、専用器具の発達が胸腔鏡下心臓手術を支えています」とまとめた。

続いて、国立循環器病研究センターの藤田知之・副院長兼心臓血管外科部門長が「ロボット手術」をテーマに、実際の手術風景や日本のロボット手術について紹介。さらに光回線を使った遠隔手術について説明した。

最後に、医療法人徳洲会の大橋壯樹・副理事長(名古屋病院総長)が「いずれの講演も有用性の高い内容で、今後もこのようなセミナーを継続開催し、地域医療に貢献していきたいと思います」。

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