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尾野・岸和田病院院長 離島・へき地医療を守り抜く!

2022.10.12

尾野・岸和田病院院長
離島・へき地医療を守り抜く!

岸和田徳洲会病院(大阪府)の尾野亘院長は9月7日から2日間、都内で開かれたホスピタル・マネジメント・ジャパン・サミット2022に参加、「離島・へき地医療を守り抜き、人々に寄り添い続ける病院へ」と題し講演した。

ホスピタル・マネジメント ジャパン・サミットで講演

「徳洲会全体で離島・へき地医療をサポート」と尾野院長 病院経営者などが参加し、尾野院長の講演に興味深く耳を傾ける

同サミットは国内外で多様なテーマのイベントを企画・運営するマーカスエバンズ社が主催。同社の参加審査基準を満たす日本有数の病院から、マネジメント意識の高い役員・幹部を招聘している。2019年には東上震一理事長(当時・副理事長)も講演した。

講演では、まず徳洲会グループの概要、創業の精神などを解説。その後、離島・へき地医療への取り組みに話題を移し、徳洲会全体のサポート体制について「グループの都市型病院は、地域医療の担い手であると同時に、離島・へき地病院・施設に対する資金・人員のサポートを行う使命を担います」と強調した。

さらに、シームレスな離島・へき地支援のための移送手段として「ホンダジェット」の試験運用、鹿児島県下の離島病院での看護師対策である「結の島ナース」プロジェクトなど紹介。同院消化器内科の取り組みにも言及し、21年は応援診療として実施した内視鏡件数が過去最多の年間約2万1,000件に達し、自院での実施数と合わせ内視鏡件数は約4万件に上ったことをアピールした。

また、同院の常設型救急ワークステーション設置も報告。これは救急車と救急隊員が病院に365日24時間滞在し、救急要請の際、必要があれば病院の医師や看護師とともに現場に向かうシステム。救急隊員と病院職員が「顔の見える関係」を構築し、救急隊員が質の高い病院実習を受けることで、スムーズな連携や救命率の向上を目指している。

最後に、徳洲会の新型コロナ対応を説明、徳洲会グループの「どんな患者さんも断らない」という使命を示し、締めくくった。

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