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徳洲会体操クラブ 6種目中4種目で日本一! 全日本体操種目別選手権

2022.07.13

徳洲会体操クラブ
6種目中4種目で日本一!
全日本体操種目別選手権

第76回全日本体操種目別選手権が6月18日から2日間、都内で開かれ、徳洲会体操クラブの10選手が出場した。惜しくも今年の日本代表入りは逃したものの、全6種目のうち4種目で1位を獲得、意地を見せるとともに、秋の団体戦に弾みを付けた。競技前には亀山耕平の引退セレモニーが行われ、亀山は多くの方々に感謝の気持ちを伝えていた。

あん馬で優勝の杉野。3位に石澤

10選手のうち、決勝に進んだのは、ゆかで松見一希、あん馬で杉野正尭、石澤大翔、北園丈琉、つり輪で髙橋一矢、武田一志、松見、跳馬で米倉英信、平行棒で北園、川上翔平、鉄棒で川上、北園、杉野。このうち、あん馬では杉野が優勝。演技後「ヨッシャー!」と感情を爆発させるほど、会心の演技を見せた。「気持ち良く演技ができました。今シーズンの大会で一番良い演技だったと思います」と振り返った。

社会人となり初優勝の髙橋。武田は有終の美を飾る

つり輪では、髙橋が1位。社会人となって初の優勝だが、演技直後は「手応えがまったくなかった」と言い、タオルで顔を覆いながら肩を震わせる場面が見られた。同種目では武田が0.1差の3位。今大会で現役を退く意向を表明し、「最後に表彰台に上がることができ、有終の美を飾れたと思います」。

平行棒では北園が1位、川上が2位

平行棒と鉄棒では、北園と川上の“清風高等学校OBコンビ”が躍動。平行棒では、着地をピタリと止め、北園が優勝して先輩の意地を見せた。「代表は厳しいと感じていたので、何かひとつ、とくに平行棒のタイトルを取りたいと思っていました。気持ちを込めた演技でした」(北園)。

鉄棒では川上が優勝し北園が3位

鉄棒では、川上が唯一の15点台をたたき出し優勝。3月に高校を卒業したばかりのルーキーは「まだまだ。丈琉さんを越えないと日本代表はないと思っているので、もっと頑張っていきたいです」と北園との切磋琢磨を誓った。杉野は日本代表に手が届きそうだったが、最終種目の鉄棒の降り技でミスし、代表入りはかなわなかった。

今シーズンは残すところ秋の団体戦のみ。6種目中4種目で日本一となったこともあり、期待が高まる。

「引っ張り上げられた競技人生」 競技前に亀山の引退セレモニー

多くの人に感謝の気持ちを伝える亀山

競技前に亀山の引退セレモニーが行われた。日本体操協会の藤田直志会長から花束を贈呈された亀山は、「人に引っ張り上げられた競技人生でした」と振り返り、小学生時代に通っていた仙台市の体操クラブの恩師と、徳洲会体操クラブの米田功監督に謝意を表明。

続けて「一番感謝したいのは両親」と言い、「強い体に生んでくれて、ありがとうございます」と声を詰まらせた。最後に「支えてくださったすべての方、本当にありがとうございました。応援は本当に自分の力になりました」と締めくくると、会場は温かい拍手に包まれた。

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