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名古屋病院 101歳にTAVI奏功 東海地区で最高齢

2022.05.10

名古屋病院 101歳にTAVI奏功 東海地区で最高齢

名古屋徳洲会総合病院は101歳の患者さんに経カテーテル大動脈弁置換術(TAVI)を行い、奏功した。東海地区で最高齢(国内最高齢は102歳)。患者さんは手術当日に自分で夕飯を食べ、翌日には歩行を開始、術後1週間で退院した。

田中部長(右)と笑顔で話す101歳の患者さん

患者さんは101歳の男性、労作時の息切れや失神を繰り返し、1年前に心不全で他院に入院。大動脈弁狭窄症が原因とわかり、完治を求め名古屋病院に紹介された。紹介元の循環器内科医師は、名古屋病院の田中昭光・循環器内科部長と大阪大学でTAVIの研修を一緒に受けていたため、「彼がTAVIの適用と考えているなら検討の余地がある」(田中部長)と受け入れた。

これまで同院でTAVIを実施した最高齢の患者さんは98歳。田中部長は「私もハートチームのメンバーも101歳と聞いて驚きましたが、実際に患者さんにお会いしたら、とても元気で、『120歳まで生きたい』と希望していましたので、私たちもやる気が出ました」と振り返る。

術前検査で問題がなかったため、TAVIを実施。田中部長は「高齢だからと気負うことなく、いつもどおりやれば大丈夫という気持ちで臨みました」。治療は奏功。患者さんは退院から1週間後に外来を受診し、「こんな年齢の私を治療してくれて感謝しています。息切れもなく楽になったので、また毎日1万歩を歩きます」と意気盛ん。

田中部長は「今回はTAVIを熟知している先生だからこそ紹介していただけましたが、もしTAVIを知らない病院に患者さんが入院していたら、完治することはできなかったかもしれません。今後もTAVIという選択肢があることを地域に周知させるために、啓発活動にも力を入れていきたいと思います」と意欲的だ。

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