遠藤・生駒病院院長 多数のコロナ陽性者受け入れ オンライン市民フォーラムで講演
2022.04.27
遠藤・生駒病院院長
多数のコロナ陽性者受け入れ
オンライン市民フォーラムで講演
新型コロナ感染症への対応を説明する遠藤院長
生駒市立病院(奈良県)の遠藤清院長は3月12日、生駒市が主催したオンライン市民フォーラムで、新型コロナ感染症への対応などをテーマに講演した。市は市民を対象に医療介護連携や在宅医療などの啓発を目的として市民フォーラムを開催している。
冒頭、小紫雅史市長が「感染リスクのあるなか、新型コロナへの対応や救急の受け入れなど、生駒市立病院の皆様のご尽力のおかげで多くの患者さんの命が守られました」と同院の日頃の診療活動に謝意を表した。
遠藤院長はこれまでに実施してきたコロナ対応として、①2020年4月1日に帰国者・接触者外来設置、②4月14日に疑似症病床設置、③21年1月5日に陽性者入院病棟確保、④3月8日にコロナワクチン接種開始――を挙げ、順に説明。陽性者入院病棟は段階的に26床まで増床し、受け入れ開始から今年3月11日までに計486人の入院を受け入れた。
この後、第6波までの患者さんの臨床症状の特徴や治療内容に言及し、1月から2月にかけて経験した院内クラスター(感染者集団)にも触れ、原因分析などを示した
最後に遠藤院長は「もう少しの間、この不自由な社会生活が続きますが、ワクチン接種を行い、新型コロナ感染症を抑え込んでいきましょう」と呼びかけた。