徳洲会 新入職の初期研修医 過去最多の183人
2022.04.21
徳洲会
新入職の初期研修医
過去最多の183人
総会で多くの初期研修医が採用できたことを報告
4月に徳洲会グループ全体で183人の初期研修医(医科174人、歯科9人)が入職した。2020年度(176人)以来、2年ぶりに過去最多を更新。医科174人のうち、たすきがけ方式(大学病院と研修病院が1年ずつ交互に研修する方式)は17人。マッチング(臨床研修希望者と臨床研修病院を、双方の意向やルールをふまえ組み合わせるシステム)の157人は過去最多タイ。グループ内にある21の基幹型臨床研修病院のうち15病院がフルマッチ(定員に到達)した。
徳洲会研修委員会が3月19日にオンラインで行った21年度総会で、初期研修医の採用状況に関する報告があり、担当理事の篠崎伸明・医療法人徳洲会副理事長が「非常に良い結果」と評価。マッチングの成立には、病院見学が重要と指摘し、「今後も工夫して病院の情報を学生に伝えてほしい」と呼びかけた。
研修委員会委員長の田村幸大・大隅鹿屋病院(鹿児島県)副院長も「医学生が徳洲会の日々の研修の様子を見て、“医師としての力が付く” と感じてくれたこと、また、コロナ対応を各施設が頑張っていることから選んでくれたと思います」と笑みをこぼした。この日、委員長の再任も決まり「今後も医学生から選んでもらえる、また専門研修でも選んでもらえるように努力します」と意気込みを見せた。
引き続き徳洲会グループは初期研修医の確保に尽力する方針。総会では篠崎副理事長が、新たに基幹型臨床研修病院の指定を目指す病院として、共愛会病院(北海道)、成田富里徳洲会病院(千葉県)、鎌ケ谷総合病院(同)、大和徳洲会病院(神奈川県)、榛原総合病院(静岡県)、大垣徳洲会病院(岐阜県)、吹田徳洲会病院(大阪府)を示した。