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徳洲会 「脳血管内治療倶楽部」 質向上へ研鑽 兵頭・鎌ケ谷病院センター長中心に

2022.04.21

徳洲会 「脳血管内治療倶楽部」
質向上へ研鑽
兵頭・鎌ケ谷病院センター長中心に

症例のプレゼン後は参加者全員で活発にディスカッション

鎌ケ谷総合病院(千葉県)の兵頭明夫・脳血管内治療センター長が中心となり「徳洲会脳血管内治療倶楽部」が発足、脳血管内治療に取り組む複数の病院が合同でオンラインカンファレンスを開くなど、医療の質向上に努めている。

獨協医科大学埼玉医療センター特任教授兼血管内治療センター長や日本脳神経血管内治療学会理事長など要職を歴任した兵頭センター長は、開頭手術、血管内治療ともに豊富な経験をもつ。21年4月に鎌ケ谷病院に入職後は血管内治療に専念し、徳洲会脳血管内治療顧問を務めている。

「徳洲会グループのスケールメリットを生かし、脳血管内治療に取り組む各病院が連携し、お互いに役立つ活動を行っていくことが当倶楽部の目的です」(兵頭センター長)

脳血管内治療を行う脳神経外科常勤医がいる徳洲会の約20病院とコンタクトを取り、21年6月、千葉県内の鎌ケ谷病院、千葉西総合病院、千葉徳洲会病院、成田富里徳洲会病院の4病院でスタート。毎月第2火曜にオンラインカンファレンスを開き、症例のプレゼンテーションを行って治療方針などをディスカッションし、スキルアップにつなげている。

参加施設はその後、段階的に増え、同9月に湘南鎌倉総合病院(神奈川県)、湘南藤沢徳洲会病院(同)、武蔵野徳洲会病院(東京都)が加わり、さらに同11月には名古屋徳洲会総合病院、岸和田徳洲会病院(大阪府)、福岡徳洲会病院、中部徳洲会病院(沖縄県)が参加。今年1月には札幌東徳洲会病院、八尾徳洲会総合病院(大阪府)も参画し、計13病院に広がった。現在は1~2時間、毎回4~6病院が症例をプレゼンしている。

兵頭センター長は「今年5月で徳洲会脳血管内治療倶楽部発足から1年が経ちます。今後はグループ外への発信も視野に入れ、多施設共同の臨床研究などにも取り組んでいければと考えています」と抱負を語っている。

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