新春特別企画㊥ 機能向上で地域医療へ貢献 今年も新築移転 続々
2022.01.26
新春特別企画㊥
機能向上で地域医療へ貢献
今年も新築移転 続々
地域医療の維持・充実のため、徳洲会グループは老朽化した病院の建て替えを進めている。昨年3病院が新築移転オープンしたのに続き、今年は4月に仙台徳洲会病院、6月に館山病院(千葉県)が新築移転オープンを予定。また、現病院敷地内で新病院を建設中の日野病院(神奈川県)は2022年度内に新病院が竣工する予定だ。
4月に新築移転オープン予定の仙台病院 館山病院は6月に新築移転オープン予定
救急医療やチーム医療に注力する仙台病院は、新築移転を機にさらなる診療機能の向上を図り、災害への対応力を高めるとともに、医療安全を考慮した療養環境の実現などを目指している。
風光明媚(めいび)な房総半島に立地する館山病院は、①中規模、地域密着型、ケアミックスの病院とし機動力を発揮、②リハビリテーションを核とし急性期・回復期・慢性期の診療体制を整え、外科系診療科の手術対応を強化、③災害対応できる病院、④在宅医療や介護との関係強化、⑤優秀な人材の採用と地域の人材育成に貢献――を新病院のコンセプトに掲げている。
徳洲会グループ唯一の精神科単科病院である日野病院は、地域密着型の精神科病院として専門性の高い診療・看護の提供などに尽力していく考え。
さらに今年は湘南鎌倉総合病院(神奈川県)の外傷センター棟が2月に、岸和田徳洲会病院(大阪府)の新-新館が3月に竣工予定だ。
23年度以降の病院の新築移転計画としては、24年に離島の2病院が竣工予定。同年4月に喜界徳洲会病院(鹿児島県)、12月に徳之島徳洲会病院(同)が竣工予定だ。
病院以外では23~24年にかけて、野崎徳洲会病院(大阪府)、八尾徳洲会総合病院(同)、宇治徳洲会病院(京都府)、共愛会病院(北海道)、中部徳洲会病院(沖縄県)の関連施設としてサービス付き高齢者向け住宅を新設。館山病院が介護老人保健施設を新設予定だ。