野崎病院 LGBTの理解促進 朝礼で職員へ啓発活動
2022.01.21
野崎病院 LGBTの理解促進
朝礼で職員へ啓発活動
野崎徳洲会病院(大阪府)は全体朝礼で職員向けにLGBT(表)についての啓発活動を行っている。2021年9月以降、2週間に1回のペースで5~10分ほど、青木一郎事務長がスライド資料を用いて説明し、理解を深めている。
青木事務長は「当院は約750人の職員が勤務し、なかにはLGBTの方々もいると思います。多様性を認め合いLGBTを考えるきっかけになればという思いから始めました。認識が深まればLGBTの患者さんにも優しい病院になれると考えます」と狙いを話す。
これまでにLGBTの定義や、性別に関係なくすべての人が使用できるLGBTトイレ、男女で色分けしないトイレ、パートナーシップ制度(LGBTの方々が互いを人生のパートナーとすることを公に証明する制度)など、幅広い話題や国内外の事例などを紹介してきた。
同院は将来的に医療スタッフ、事務スタッフともに全員が、最も心地良いと感じられる制服をそれぞれの理由で自由に選べるデザイン・システムの導入を目標にしている。
また青木事務長はSDGs(持続可能な開発目標)推進の必要性を訴えている。「SDGsが掲げる目標のなかには徳洲会がかかわる項目が複数あります。グループとして積極的に取り組んでいく意義は大きいと思います」と力を込める。