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徳洲会グループ 来春入職の初期研修医 前年比3人増138人 臨床研修マッチング結果

2021.11.25

徳洲会グループ 来春入職の初期研修医
前年比3人増138人 臨床研修マッチング結果

医師臨床研修マッチング協議会は2021年度医師臨床研修マッチングの結果を発表した。同マッチングは臨床研修希望者と臨床研修病院を、双方の意向をふまえ一定の規則に従って組み合わせを決定するシステム。

徳洲会グループには基幹型臨床研修病院が21施設あり、来年4月に入職する初期研修医の募集定員は計165人(医科)。これに対しマッチングしたのは昨年度比3人増の138人(マッチ率は約84%)だった。21病院のうち15病院がフルマッチ(病院ごとの定員に到達)した。

今後、二次募集や医師国家試験の合否発表後に空席があれば三次募集を行い、定員達成を目標に採用活動を続ける。なお昨年は135人がマッチング、最終的に151人の初期研修医が入職しており、来年度も同程度の入職が見込まれる。

徳洲会グループ研修委員会委員長を務める大隅鹿屋病院(鹿児島県)の田村幸大副院長は「一部の病院で定員を下回る結果となりましたが、全体的にはコロナ禍のなか、各病院がコロナ診療に力を入れながら研修の質も担保し、しっかりと研修医の育成に取り組んできた結果が、今回の前年比増につながったのだと考えています」と総括。また、定員未達の病院に関しても、すでに二次募集を行っており、徐々に採用が決まっているという。

マッチングは、マッチング参加者が研修先として希望する研修プログラム(研修病院)を記載した希望順位表と、研修病院が採用を希望する参加者名を記載した希望順位表をもとに行う。参加者が記載する研修病院の数は任意だが、少数に絞って記載する傾向があることから、結果的にマッチングしない参加者も一定割合で発生する。実力のある研修病院には、二次募集で、こうした参加者が集まっている。

医師の働き方改革に対応 時間管理能力などを養う

田村副院長は今後の課題である“医師の働き方改革”に関し、「勤務時間内に行わなければならない業務量が多いため、タイムマネジメント能力や業務に優先順位を付ける力を、初期研修医のうちから従来以上に養い、めりはりを付けて勤務していくことが求められます」と指摘している。

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