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徳洲会1位希望156人 医師臨床研修マッチング 中間公表

2021.10.20

徳洲会1位希望156人
医師臨床研修マッチング
中間公表

医師臨床研修マッチング協議会は2021年度医師臨床研修マッチングの中間公表を行った。徳洲会グループに21病院ある基幹型臨床研修病院を研修先として1位希望した志願者(医学部6年生や既卒者)は156人。定員を上回った病院が9病院あった。21病院の定員合計は165人(医科)。

医師臨床研修マッチングは、臨床研修希望者と臨床研修病院を、双方の意向をふまえて一定の規則に従い、組み合わせを決定するシステム。今回の中間公表で、徳洲会グループ病院を1位希望した志願者数は、昨年度(176人)と比べ20人減ったものの、18年度比12人増、19年度比13人増と高水準を保った。

徳洲会グループ研修委員会委員長を務める大隅鹿屋病院(鹿児島県)の田村幸大副院長は「個々の病院の状況を見ると、定員に対して2倍以上の倍率となる1位希望者がいた病院がある一方で、定員を大きく下回った病院があり、ばらつきのある結果となりました」と指摘。そのうえで底上げを図るため、臨床研修希望者から人気を集めている病院の取り組みをグループ内で共有し、水平展開していく考えを示した。

続けて、田村副院長は今後の課題として“医師の働き方改革”(24年4月から医師の時間外労働の上限規制)を見据えた研修環境の確保を挙げた。「医師の成長は経験量に左右されます。働き方改革に取り組みながら、いかに効率良く多くの診療経験を積んでもらうか、その環境を準備できるかが、臨床研修病院として選ばれるための鍵を握ります」と強調している。

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