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長崎北病院 軽症のコロナ患者さん対象 リハビリ動画制作

2021.07.08

長崎北病院
軽症のコロナ患者さん対象
リハビリ動画制作

動画はテロップを加えるなどわかりやすく工夫 「ひとりでも多くの方にご活用を」と鬼塚院長 動画を制作した(左から)秋田副主任、竿田PT、川口PT

動画は「新型コロナ療養中にできるリハビリ体操~身体を整えるエクササイズ~」というタイトルでリハビリテーション科が作成した。所要時間は約30分。運動する際の注意事項、新型コロナ感染症で運動が大切な理由などが示された後、4つのエクササイズを秋田真希副主任(作業療法士)、川口達也・理学療法士(PT)、竿田彩花PTが紹介している。

最初は、仰臥位(ぎょうがい)(仰向け)や側臥位(そくがい)(横向きに寝る姿勢)で行う運動で、深呼吸や足首を動かす方法、その後、胸まわりのストレッチ、座位で行うエクササイズ、立位で行うエクササイズと続き、最後に番外編として座位で行う脳トレーニングを紹介。ポイントがわかりやすいように、編集でテロップや矢印を加えるといった工夫もしている。

発案は鬼塚正成院長。第3波の際に自らコロナに感染し、他院に入院した。「幸い軽症でした。病室に血栓を予防するための運動を促すパンフレットが置かれていたのですが、イラストだけでは続かなかったのです。動画が良いと思い、退院後、当院のリハビリセラピストに提案しました」。

打診された川口PTは「初めての経験だったこともあり、用意したセリフが棒読みで撮り直すなど苦労しました」と振り返る。

動画は好評。竿田PTは「動画を紹介した方から『無理なく続けられた』と言っていただきました」と笑顔で話す。秋田副主任は「鬼塚院長はコロナが流行して以降、当院で何かできないかと話されています。少しでも地域をはじめ皆様に貢献できたらうれしいです」。

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