看護師特定行為研修 湘南鎌倉病院&札幌病院 1期生が研修を修了
2021.05.14
看護師特定行為研修
湘南鎌倉病院&札幌病院 1期生が研修を修了
湘南鎌倉総合病院(神奈川県)と札幌徳洲会病院は、看護師特定行為研修の1期生修了式を開いた。特定行為とは医師や歯科医師の指示の下、手順書に基づいて看護師が自ら行える診療補助行為。湘南鎌倉病院では5人、札幌病院では6人が1年間の研修を修了した。
湘南鎌倉病院では5人が研修修了
湘南鎌倉病院では「術中麻酔管理領域」パッケージで、同院の大川真由・看護副主任、安田友美看護師、竹澤真衣看護師、東京西徳洲会病院の菅原隆広・看護主任、阿部孝幸・看護副主任の5人が研修を修了した。修了式は3月31日に開催。まず原田憲成QIセンター課長補佐による開会の辞の後、研修責任者である藤澤律子・副看護部長が「研修によって看護師としての経験に医師の思考過程を加え、看護の質を高めていければと思います」と挨拶した。
続いて、篠崎伸明院長が研修生6人に修了書を授与。研修生らは修了書を受け取った後、支援に対する謝意を示し、これからの抱負を表明した。次に研修指導者の太田隆嗣・麻酔科部長が「ここがゴールではなくスタートです。力をもつことは責任をともないます。謙虚さと誠実さ、そして探求する心を忘れないでください」とエール。さらに優秀研修生として大川・看護副主任を表彰した。
次に来賓を代表し東京西病院の鳩山悦子・看護部長が「研修生の活躍により、徳洲会グループの看護師全体のレベルが上がり、患者さんへの貢献につながります」、同院の渡部和巨院長は「研修生の皆さんは、より現場に即した知識や技術を習得しました。これからグループにさらに良い風が吹くことを期待しています」と祝福した。
札幌病院では6人が研修修了
湘南鎌倉病院の八木沼正子・看護部長は「超高齢社会で医療ニーズが高まり、これから看護師の力の見せ所です」、前川俊輔・事務局長は「専門知識をベースに人間本来の優しさをもち、徳洲会の理念を担っていただければと思います」、篠崎院長は「皆さんがチーム医療の要になります。当院は7月からさらに救急や外科系の領域に研修対象を広げ、看護師育成に力を入れていきます」と挨拶。研修指導者の神尾直・集中治療部部長の閉会の辞で幕を閉じた。札幌病院では3月26日に修了式を実施。同院の研修対象は「呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連」、「栄養に係るカテーテル管理(中心静脈カテーテル管理)関連」、「動脈血液ガス分析関連」の3区分で、植木由香・看護主任、寺倉佳苗・看護副主任、花田導雄・看護主任、齋藤実佳・看護副主任、久保まなみ看護師、奥山実穂看護師の6人が修了した。