お知らせ

湘南鎌倉医療大学 希望を胸に2期生114人 2021年度入学式を挙行

2021.04.20

湘南鎌倉医療大学
希望を胸に2期生114人 2021年度入学式を挙行

学校法人徳洲会 湘南鎌倉医療大学(神奈川県)は4月3日、2021年度入学式を挙行した。同大は昨年4月に開学した4年制大学で、まず看護学部看護学科からスタート。卒業要件を満たすことで、看護師と保健師の国家試験受験資格を取得できる(保健師は選択制)。2期生として入学した114人は、希望に胸をふくらませ夢へと一歩踏み出した。

2期生として新入生114人が入学2期生として新入生114人が入学

式はコロナ禍により規模を縮小し、新入生と職員のみで実施した。まず荒賀直子学長が「入学にあたりふたつのメッセージを贈ります。まずは、自ら考える習慣を身に付けること」と伝え、同大のカリキュラムの特徴などを説明。また、“学ぶ”ことの大切さにも言及し、「これから人や書物など、さまざまな出会いを経験し、人として、看護職業人として成長していくことを期待しています」とエールを送った。

名刹の建長寺から“生命だけは平等だ”の揮毫が寄贈名刹の建長寺から“生命だけは平等だ”の揮毫が寄贈
荒賀学長(左)に「命の尊さ、責任の重大さを実感」と新入生宣誓荒賀学長(左)に「命の尊さ、責任の重大さを実感」と新入生宣誓

次に学校法人徳洲会の鈴木隆夫理事長が、同大の設立経緯を説明したうえで、「私たちは医療従事者の知識や技術だけでなく、心まで育てていきたいと考えています。いつでも、どこでも、誰にでも最善の医療を尽くしていきたいのです。皆さんには日本だけでなく、世界の看護をリードするような人材に育ってほしいと思います」と期待を寄せた。

来賓祝辞ではまず徳田虎雄・医療法人徳洲会名誉理事長夫人の徳田秀子氏が、徳洲会にまつわるエピソードを披露。グループの理念である“生命だけは平等だ”に込められた思いとして、「世の中の弱い立場の方々や、離島・へき地などハンディのある方々に、最善の医療の恩恵が享受されるべきだという意味が内包された言葉です」と話し、門出を祝った。

一般社団法人徳洲会の福島安義・副理事長は「皆さんは医療人としての第一歩を踏み出しました。今、世界を見渡すと、医療が十分でない国や地域が多くあり、私たちもまだやるべきことがたくさんあります。ぜひ世界にも目を向け、この4年間で医療人としての基礎を学んでほしいと思います」と結んだ。

新入生宣誓では菅野ひかるさんが登壇、「命の尊さ、責任の重大さを実感し決意を新たにしました。学生生活のなかで迷いやとまどいが生じた時は、同じ目標をもつ仲間と支え合い励まし合い、乗り越えることで、強い自覚と信念をもった人間へと成長していきたいと思います」と誓った。

閉式の後、別会場で建長寺の長尾宏道・宗務総長から寄贈された揮毫の除幕式を挙行。力強く書かれた“生命だけは平等だ”の書が、同大エントランスホールに掲げられた。

ページの先頭へ