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仙台徳洲看護専門学校 9回生52人が巣立つ 2020年度卒業式を開催

2021.03.16

仙台徳洲看護専門学校
9回生52人が巣立つ 2020年度卒業式を開催

仙台徳洲看護専門学校は3月4日、規模を縮小して2020年度卒業式を開催、9回生52人が巣立った。徳洲会グループ病院には仙台徳洲会病院に23人、千葉西総合病院に4人、山形徳洲会病院に2人、庄内余目病院(山形県)と湘南厚木病院(神奈川県)に各1人の計31人が入職。グループ病院に送り出す学生数が過去最多となった。

グループ病院への入職過去最多

卒業式は新型コロナ感染防止対策のため規模を縮小して開催、家族にはZoomを使いライブ配信した。

鈴木美智子校長は卒業証書の授与後、式辞で「授業で誰かが発表をするたびに、みんなが拍手をしていました。ほかの人への思いやりが、自然と拍手という形で表れていたことに感激しました」とエピソードを披露。

鈴木校長が卒業生一人ひとりに卒業証書を授与鈴木校長が卒業生一人ひとりに卒業証書を授与
安富祖理事長は「つねに向上心をもって」とエール安富祖理事長は「つねに向上心をもって」とエール

さらに「自分の行動の理由を誰かのせいにするのではなく、自分が主語になる生き方をしてください。そうすることで、〝こんなはずではなかった〟に対する自分の行動が違ってくると思います。ほかを否定することなく受け入れることができる人、自分の考えをしっかりと言える人になることを願っています」と期待を寄せた。

続く祝辞では医療法人徳洲会の安富祖久明理事長がビデオ出演し、「行く道はさまざまですが、徳洲会グループで看護を学んだ者として、患者中心の医療の実践を心がけてほしいと願っています。医療を取り巻く環境はつねに変化しています。つねに向上心をもって高度な技術・技能を習得し、日々精進してください」とエールを送った。

祝電披露、記念品贈呈の後、在校生を代表し2年生の髙橋絵里子さんが送辞を述べ、答辞では卒業生を代表し佐藤優奈さんが登壇、コロナ禍での不安を吐露し、両親や教諭、友人などへの感謝を表したうえで、「まだ私たちは始まったばかりです。夢は必ず叶うと信じて前に進んでいきます」と涙ながらに誓った。

卒業生の声

目標を語る(左から)堀越さん、佐々木さん、森さん目標を語る(左から)堀越さん、佐々木さん、森さん



看護の力は無限大! 堀越雛さん
看護の力は無限大ということを学びました。患者さん一人ひとりにできる看護は身体的なケアだけではないと、授業や実習を受けて感じました。私自身、アレルギーに悩まされていたのですが、ひとりの看護師さんに救われました。どんな時も患者さんを一番に考え、思いや希望に寄り添える看護をしたいと思います。

一番近く信頼できる存在に 佐々木千咲さん
忙しくてもつねに患者さんの立場になって考え、患者さんやご家族にとって一番近く信頼できる存在でありたいです。患者さんは不安があっても、口に出せない場合もあると思います。そのため言葉だけでなく、非言語的な表現やそれまで生きてきた生活史も含め、患者さんを理解し寄り添える看護をしていきたいです。

患者さんの言葉を忘れない 森楓さん
ある実習の最終日に患者さんから「ありがとう。あなたがいてくれたから頑張れました」と涙を流しながら手を握っていただいたことを今でも忘れられません。病気と闘い、病気と共に歩んでいく患者さんに寄り添い、少しでも笑顔になれるような環境づくりができる看護師になりたいです。

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