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沖永良部病院&石垣島病院 離島初の特定看護師が誕生 医師を助け患者さんに貢献

2021.02.24

沖永良部病院&石垣島病院
離島初の特定看護師が誕生
医師を助け患者さんに貢献

胃ろうの定期交換に対応する金城・看護師長 胃ろうの定期交換に対応する金城・看護師長

沖永良部徳洲会病院(鹿児島県)の金城直哉・看護師長と石垣島徳洲会病院(沖縄県)の佐々木真理・訪問看護室副主任は、南部徳洲会病院(同)の看護師特定行為研修の2期生として「在宅・慢性期領域パッケージ」を受講し、昨年10月に研修を修了、離島病院で初の特定看護師となった。
(https://www.tokushukai.or.jp/media/newspaper/1275/article-7.phpに関連記事)

沖永良部病院では玉榮剛院長、石垣島病院では池原康一院長も指導を担当。金城・看護師長と佐々木副主任は自院でも実習を進めながら、月1回ほど南部病院を訪れて集合研修を行い、無理なく研修を進めた。

訪問先の患者さんと話す佐々木副主任訪問先の患者さんと話す佐々木副主任
看護師特定行為研修を実施する徳洲会病院

金城・看護師長は「ふだん医師がどのようにアセスメント(評価)しているかを学ぶことができ、医師と看護師の視点の違いなどがわかりました。集合研修ではグループ病院の看護師とコミュニケーションを取り、刺激を受けました」と手応えを感じた。現在は、療養病棟に入院している患者さんの胃ろう、膀胱(ぼうこう)ろうの定期交換や気管カニューレの交換などに対応。

「今後は医師と相談しながら、できることを増やしていきたいと思います。離島は医師の数が限られているので、医師の負担を減らし、患者さんにも貢献していきたいです」と意気込みを話す。

佐々木副主任は「在宅医療のニーズが増えるなか、今後の訪問看護に生かせると思い受講しました。集合研修では、南部病院で1期生の活躍を見学させてもらえたのも有意義でした。研修中は同僚や家族の協力もありがたかったです」と感謝を述べる。現在、訪問診療に同行し膀胱ろうの定期交換に対応。「訪問時の患者さんの状況を医師に報告する際、より専門性をふまえた内容を考えて伝えることができるようになりました」。

今後は膀胱ろう、胃ろうの定期交換をする患者さんの待ち時間短縮のため、看護師による専門外来も視野に入れている。

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