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馬場・日野病院院長 認知症テーマに解説 2週にわたりラジオ出演

2021.02.17

馬場・日野病院院長
認知症テーマに解説 2週にわたりラジオ出演

「認知症の早期発見・治療につなげたい」と馬場院長「認知症の早期発見・治療につなげたい」と馬場院長

日野病院(神奈川県)の馬場敦臣院長は1月21日、28日の2週にわたりラジオ日本の「みんなの健康ラジオ」に出演した。横浜市医師会が提供している番組で、馬場院長は「物忘れだけが認知症ではない」をテーマに解説した。

1週目では、物忘れ以外の症状として高齢者の交通事故を挙げ、多くの場合、アクセルとブレーキの踏み間違いが原因で起こることに言及。認知症になっても、車の運転のような手続き記憶(技能やノウハウなどを保持する長期記憶)はなくならないが、空間認知機能の低下により、踏み間違いが起こることなどを説明した。

2週目では、空間認知機能について詳しく解説。認知症では人によって、物忘れより先に空間認知機能の低下が生じることを指摘。たとえば車と道路の位置関係がわからなくなり、間違った方向に進んだり道路を逆走したりする。さらに、こうした兆候がないか調べるための簡易的なテストについても紹介した。

出演を終え馬場院長は「認知症には物忘れ以外にもいろいろな症状がありますが、あまり知られていません。認知症の早期発見・治療のためにも、物忘れ以外の症状について広く知っていただきたくてラジオでお話ししました」と振り返っている。

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