柔軟に変化し形を変え体制を変え新しいものを取り入れ困難克服へ
2021.01.01
柔軟に変化し形を変え体制を変え
新しいものを取り入れ困難克服へ
篠崎 伸明(しのざきのぶあき) 医療法人沖縄徳洲会 副理事長 湘南鎌倉総合病院(神奈川県) 院長
明けましておめでとうございます。このコロナ禍でも徳洲会グループ施設の新築や建て替え、増築が着々と進み、コロナ収束時には新しい景色になっていると思います。そして体力も、体制も、IT(情報技術)も、さらにたくましくなっているはずです。私たちはコロナ禍により、徳洲会の“生命だけは平等だ”の理念に沿う「救急は断らない」、「困っている方に手を差し伸べる」という行動の大切さを再確認しました。ダーウィンが言うように、強く大きいだけでは、将来にわたり持続的に医療・介護サービスを提供できないでしょう。私たちは時代や環境の変化、新型コロナ感染症のようなパンデミック(世界的大流行)に対し、従来のものに固執せず、柔軟に変化し、形を変え、体制を変え、新しいものを取り入れて困難を乗り越える――そうしたDNAを獲得してきました。
それは私たち一人ひとりが、自分たちのためではなく、患者さん・利用者さんのためになるかどうかという判断基準をつねに共通の軸足としてもっているからです。2021年もこの判断基準をもとに行動しましょう。