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つねに弱い人の立場で精一杯努力 コロナ後は新しい価値創造へ挑戦

2021.01.01

つねに弱い人の立場で精一杯努力
コロナ後は新しい価値創造へ挑戦

東上 震一(ひがしうえしんいち) 医療法人徳洲会 副理事長 岸和田徳洲会病院(大阪府) 総長東上 震一(ひがしうえしんいち) 医療法人徳洲会 副理事長 岸和田徳洲会病院(大阪府) 総長

明けましておめでとうございます。新型コロナに立ち向かう仲間に心からの感謝と“本当にご苦労さま”と伝えたいと思います。各徳洲会病院が医療の質と量を落とさず、感染の爆発的拡大下でも、その治療に粛々と取り組む姿に頭が下がります。

当院も例外ではなく救急で受け入れた重症患者さんに、行政のフォローアップセンターからの医療圏を越えた最重症患者さんを加えると、じつに36台の人工呼吸器が稼働。そして、どんどん重症対応の病床が埋まり、いよいよ病床がないという時、「大丈夫です。徳洲会ですから何とかします」。思わずスタッフに返す言葉を失いました。

恐らく同様の光景が全国の徳洲会病院で起こっているかと思うと、このリアルな状況を紹介せずにいられませんでした。この医療危機のなか、心が抜け落ちていれば、その組織は本当には機能しないという思いを強くします。つねに弱い人の立場で精一杯努力する。それを矜持(きょうじ)とする仲間に誇りを感じます。コロナ後には、徳洲会は新たなる価値の創造に挑戦することが目的になります。仲間の力を信じ、皆で頑張りましょう。

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