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回顧この1年㊦ 新築移転工事が続々 徳洲会グループ 4病院の地鎮祭挙行

2020.12.22

回顧この1年㊦
新築移転工事が続々
徳洲会グループ 4病院の地鎮祭挙行

徳洲会グループは2020年、病院の新築移転に向け着々と準備を進めた。昨年着工したのは3病院、さらに今年は4病院が着工し、また来年は3病院が竣工を予定している。今年着工した4病院は、それぞれ新型コロナウイルスの感染拡大による影響を受け、規模を縮小して地鎮祭を挙行した。

札幌南病院の安全祈願祭(写真は御鈴之祓)札幌南病院の安全祈願祭(写真は御鈴之祓)
館山病院の神事で鍬入之儀を行う安富祖久明・徳洲会理事長館山病院の神事で鍬入之儀を行う安富祖久明・徳洲会理事長

鹿児島徳洲会病院(310床)は3月8日に地鎮祭を挙行。築32年が経過し老朽化が目立つようになったため建て替えることになった。新病院の基本方針は①離島・へき地医療の基幹病院、②救急・災害医療、③リハビリテーションの充実、④SIMPLE(動線に配慮)、⑤FLEXIBILITY(将来を見据えて)――の5つ。新病院は災害拠点病院に準じた機能を有する設備を計画、在宅復帰機能訓練室や屋外リハビリテーションも設ける。2021年12月開院予定。

札幌南徳洲会病院(88床)は3月26日に安全祈願祭を行った。同院は主に緩和ケアを柱として展開し、2003年にはグループで初めて緩和ケア病棟を開設。在宅ホスピスにも注力している。関連のクリニックや訪問看護ステーションは、同院と別の場所にあるが、新築移転にともない1カ所に集約する。新病院のコンセプトは、①徳洲会グループの理念“生命だけは平等だ”と札幌南病院の理念「ホスピスのこころを大切にする病院」の融合、②3つのH(ホスピタリティー、ヒーリング、ホープ)の提供、③日本一のホスピス、④地域の拠点、⑤透析の継続――の5つ。21年7月開院予定。

表 新築移転を予定している徳洲会グループ病院

グループ唯一の精神科単科病院である日野病院(神奈川県、280床)は、6月23日に地鎮祭を開催。同院は1959年12月に183床で開院。93年に新築・増築しリニューアルオープン。2002年に徳洲会グループ入りして現在、至っている。新病院は現病院の敷地内に建設する。22年11月開院予定。

館山病院(千葉県、208床)は7月15日に地鎮祭を開いた。新病院は①中規模、地域密着型、ケアミックスの病院とし機動力を発揮、②リハビリテーションを核とし急性期・回復期・慢性期の診療体制を整え、外科系診療科の手術対応を強化、③災害対応できる病院、④在宅医療や介護との関係強化、⑤優秀な人材の採用と地域の人材育成に貢献――という医療圏の特性に合わせた5つのコンセプトを掲げている。22年5月開院予定。

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