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鬼塚・長崎北病院院長 「働き方改革」で講演

2020.10.21

鬼塚・長崎北病院院長
「働き方改革」で講演

ディスカッションで持論を展開する鬼塚院長(中央)ディスカッションで持論を展開する鬼塚院長(中央)

第13回全国医師連盟集会が10月4日、WEB会議システム「Zoom」を用い開かれ、長崎北徳洲会病院の鬼塚正成院長が講演した。同連盟は診療環境の改善、医療情報の啓発、法的倫理的課題の解決をはじめ、さまざまな活動に取り組む医師団体。

講演テーマは「地方の急性期病院における医師の働き方改革~コロナ時代を生き抜いて~」。同院で実践した医師の「働き方改革」として、①患者さんや家族への説明は平日午後5時までとする旨をホームページと院内ポスターで周知、②宿直明け翌朝には退勤することを徹底、③出勤時間を遅らせたりフレキシブルな勤務時間を設定したりして、女性医師の待遇を改善、男性医師の子育てを支援──を挙げた。①と②は一般社団法人徳洲会からの指導、③は病院独自の取り組みで、8カ月実践した後、看護師にアンケート調査、その結果を報告した。コロナ禍での自院経営の現状にも言及。放射線科を例に挙げ、非常勤医師よりも常勤医師を求めていることを明かし、柔軟な勤務体系が必要であることにも触れた。「非常勤医師は常勤先での勤務時間を加えた勤務時間が問われており、宿直体制をどうするかが今後の課題です」と投げかけた。

最後に城西大学経営学部マネジメント総合学科の伊関友伸教授、同連盟の中島恒夫・代表理事、鬼塚院長の3人でディスカッションを実施、盛況のうちに閉会した。

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