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グループ唯一の精神科単科病院 日野病院が新築工事で地鎮祭 現在地に2023年2月竣工予定

2020.7.14

グループ唯一の精神科単科病院 日野病院が新築工事で地鎮祭 現在地に2023年2月竣工予定

日野病院(神奈川県)は6月23日、現在地で「(仮称) 日野病院建替新築工事地鎮祭」を開催した。新型コロナウイルスの感染拡大にともない、式は規模を縮小して挙行。同院や徳洲会をはじめ設計管理者、施工者ら関係者14人が列席し、工事の無事を祈願するとともに、新病院に期待を寄せた。新病院は2023年2月末に竣工する予定。

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新病院の完成イメージ新病院の完成イメージ

地鎮祭は神事のみ。直会(なおらい)は行わず約30分で終了した。式には施主として医療法人沖縄徳洲会の鈴木隆夫・前理事長(当時・理事長)、日野病院の馬場淳臣院長をはじめ荻野智美・看護部長、高梨久・事務部長の三役、一般社団法人徳洲会の柳弘之・建築部部長、来賓では設計監理者の現代建築研究所、施工者の松井建設の関係者が参加した。

玉串奉奠を行う馬場院長玉串奉奠を行う馬場院長

神事終盤の神酒拝戴(しんしゅはいたい)で、斎主である春日神社の宮司から「病院は地域の人びとの命を守る大切な場所。命の大切さを地域にお伝えする病院をつくっていただき、地域の皆様方の安心・繁栄に寄与していただきたいと思います」と言葉をかけられると、列席者一同「おめでとうございます」と高らかに杯を掲げた。

その後、代表者挨拶として鈴木・前理事長が関係者に謝意を示し、身体面だけでなく精神面の健康も重要であることを指摘、新病院に期待を込めた。また、4月に学校法人徳洲会の湘南鎌倉医療大学が開学したことに触れ、現在、日野病院が実習先のひとつとして、「教育の場としての機能も果たしてくれると思っています」とエールを送った。最後に「地元の方々の心と向かい合いながら、より明るく優れた病院として発展していくことを誓います」と締めくくった。

式後に関係者で記念撮影式後に関係者で記念撮影
現病院の敷地内に新病院が建つ現病院の敷地内に新病院が建つ

現代建築研究所の飯田修一社長は、1年前から新病院の設計に取り組んだことを明かし、「傾斜地で決して広くない敷地、現病院があるなど非常に難しい条件でした」と述懐。そのぶん多様な工夫を施したことを強調し、「それらが新病院の良いところになると思います」とアピールした。松井建設の松井隆弘社長は関係者の協力に感謝の言葉を述べ、安全に十分配慮しながら工事を進める覚悟を示した。

最後に記念撮影を行い閉式した。馬場院長は「身の引き締まる思いと、嬉しい気持ちでいっぱいです。まだまだ先は長いので、近隣の皆様のご理解、ご協力を賜りながら、より良い病院づくりに向けて職員一同頑張ります」と気を引き締めていた。新病院はRC造りで地上5階・地下1階建て。2023年2月28日に竣工する予定。

同院は1959年12月に183床で開院。93年に新築・増築を果たし現在の建物でリニューアルオープン。2002年に徳洲会グループ入りし、現在、グループ唯一の精神科単科病院として異彩を放っている。

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