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新春特別企画 ㊥ 徳洲会 明日への布石 新築移転へ準備着々

2020.1.21

新春特別企画 ㊥ 徳洲会 明日への布石 新築移転へ準備着々

昨年、徳洲会のグループ病院で新規オープンや新築移転はなかったものの、それに向けた準備が着々と進んでいる。昨年着工したのは5月に先端医療センター(神奈川県)、続いて11月に仙台徳洲会病院(315床)と長崎北徳洲会病院(108床)。さらに今年は4病院が着工を予定している。


今年は4病院が着工予定

先端医療センターは湘南鎌倉病院の本館南西側に開設予定(昨年12月現在) 先端医療センターは湘南鎌倉病院の本館南西側に開設予定(昨年12月現在)

先端医療センターは湘南鎌倉総合病院(神奈川県)の本館南西側の敷地に開設する予定。徳洲会グループ初となる陽子線治療装置の導入などをとおし、高度がん医療に取り組んでいく。"包括的がんセンター"と位置付け、患者さん一人ひとりのニーズに合った治療を提供。湘南鎌倉病院で行う標準治療(外科治療、化学療法、放射線治療)を推進しながらも、同センターでは、より高度な先端的医療を取り入れ、患者さんに新たな治療選択を提供していく。年内の竣工を予定。

仙台病院は「トータル・ヘルスケアシステムの構築」を掲げ、安全性や手厚いケアを実践するための機能を擁し、病院で治療した後の患者さんのサポートにも力を入れていく。地鎮祭で佐野憲院長は「必ず移転して良かったと言われるように、また少しずつですが東北地方の医療に貢献できるよう努力します」と誓った。竣工は2021年秋を予定。

長崎北病院は周囲は新興住宅地や大型商業施設が立地する。新築移転後、回復期機能を強化する方針。脳血管障害の患者さんが多いことから、一般病床(障害者病床)の一部を転換し、現在20床の回復期リハビリテーション病棟を26床に増床する計画だ。さらに人工透析を新たに開始する計画もある。竣工は21年3月を予定。


街並みを見渡せる小高い丘の上で建設している長崎北病院(昨年12月現在) 街並みを見渡せる小高い丘の上で建設している長崎北病院(昨年12月現在)

今年も4病院が着工を予定。トップバッターは鹿児島徳洲会病院(310床)で、離島・へき地医療の基幹病院、地域の救急・災害医療を担う病院としての役割を計画。続く札幌南徳洲会病院(88床)は、蓄積されたノウハウと「ホスピスのこころ」により、"日本一のホスピス"を目指す。その後、日野病院(神奈川県、304床)、館山病院(千葉県、208床)が続く。

さらに着工時期は未定ながら、神戸徳洲会病院(309床)と徳之島徳洲会病院(鹿児島県、199床)、喜界徳洲会病院(同、89床)も新築移転に向け準備中。

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